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永井 純のファッション・ライヴ
 
 
vol.62 <St.ODIM>自分だけのトレンドカラーを作ろう/1
20代の頃は黒ばっかりだったのに、最近は昔着なかったようなピンクやイエローなんかを着てる。。。

自分じゃなくても、まわりでそんな声を聞いたりしませんか?
それは、確実に肌の色が変わってきているからでむしろ、自然なこと。
美白を求めて、スキンケアするのも大切だし、私のように灼けた肌ってのもいい。
その時々の顔色に合わせてカラーリングしてみたらいい。

カラーコンサルタントでカラーを見てもらったことのある人は、ある程度自分に似合うカラーが分かると思うのだが、
しかし、その見てもらったカラーに捕われる必要はない。参考程度に、、、と思っておいた方がいい。
どうしても持っているカラーカードに頼ってしまいがちなので。。。

そして、自分のカラーが分からない人でも大丈夫。
まず、今までのことを考えてみよう。
何はともあれ、自分を知ることから。

10代の頃好きだったカラーは何ですか?
20代の頃好きだったカラーは何ですか?
30代の頃好きだったカラーは何ですか?
好きなカラーは同じですか?
そのカラーが好きな理由を覚えていますか?
好きな理由は、そのカラーの服を着ていて、誰か大好きな人に似合うねって言われたことがきっかけですか?
一目惚れして買ったのが、そのカラーだったからですか?
好きなブランドの服だったからですか?
いつもお母さんがそのカラーを着せてくれていたからですか?

きっと、10人いたら、10通りの答えがあることでしょう。

「そんな事、考えたこともなかった。」と思う方も多いはず。
でもきっと忘れているだけ。大好きなカラーを着るきっかけになったことは記憶の中にあるはず。
ちょっとその記憶をのぞいてみてください。

あなたが記憶の中を覗いている間に私の話をしてみましょう。
もしかすると、その話からあなたの記憶の扉が開くかも。。。

私は「赤」というカラーが大好きだ。
でもこの赤というカラーと出逢うまで、実に似合わないカラーを着続けてきた。

子供の頃の服で印象的で覚えているのが、黄色のワンピースだった。
この黄色のワンピース、なぜかローウェストだった。母の手作りだったと思う。
妹は同じ黄色のワンピースでもジャストウェストだった。
どうして私はローウェストで、妹はジャストウェストなのか?
その時から今でも不思議な謎だ。(母はすでにそんなこと覚えてないらしい)
でもその事がウェストの位置だけで服の見え方が違う、ということを理解したことを、鮮明に記憶している。
だから、黄色が嫌いになった。私もジャストウェストのワンピースが着たかったのだ。
その後、記憶に残るカラーが登場するまでかなりの時間を要する。
次に覚えているのは、専門学校の時の話。

なぜ作ることにしたのか?
その理由は忘れたのだが、クラスのコンパに着て行く服を作ることにしたのだ。
それもなぜか、ベスト&ハーフパンツ。そのスタイルが流行っていたのか、どうかすら覚えていない。
そしてあろうことか、カーキカラーで作ったのだ。
このカーキカラーとの付き合いは長い。ホントはちっとも似合わないのにだ。
無難なカラーだから着ていたのか、他のカラーを着たことがなかったからそうだったのか、
一緒に住んでた祖母や叔母の手前、派手なカラーを避けたのか。。。分からない。
でもその当時からしばらくの間に私が買った服にカーキカラーのなんと多いこと。まだ残っているものもある。
その後、就職し彼氏もできて楽しい毎日を過ごしていた。
それでもまだ赤のカラーは登場しない。

赤のカラーの服と出逢うのは、会社に入って3年目の夏過ぎ。
その頃は今と違ってインポートの商品というのが何よりも貴重品だった。
先輩たちがヨーロッパで買って来たサンプルのインポートの服が眩しかった。
そのサンプルは商品の参考商品として使われた後、みんなに分けられるのだ。
もちろん商品代は払わなければならないけど。。。

そこにカジュアルの典型のような真っ赤のブルゾンがあったのだ。
そのブルゾンは部分的にタック編みという段々の編み地を取り入れたブルゾンだった。
どちらかというと、少しオレンジかがったカラーだった。一目で虜になった。
どうしても、どうしてもそのブルゾンが欲しくて先輩に頼み込んだ。
他の先輩に取られる前につばを付けておきたかったのだ。
編み地部分も他の布帛部分もサンプルとして使うことになったそのブルゾンは、
もう少しではさみを入れられそうになっていた。
たぶん、必死で止めてたような気がする。仕事なのにね〜、今だから笑えるけどそれだけはイヤだった。
そして仕事で使わなくなってそのブルゾンは私のところへやってきた。
実は、私には大きすぎるくらい大きいサイズのブルゾンだった。でも平気だった。
その真っ赤なブルゾンに包まれていると何でもできそうな気がした。

そしてそのブルゾンに包まれて、その後アメリカへ旅立った。
もしかすると勇気をくれたのはそのブルゾンだったのかもしれない。
その後、赤は私のワードローブの中に入りこんできた。
何かあるたびに、赤の服に包まれて出かけた。
それは、スカーフだった時もあり、靴だった時もある。
いつも勇気をくれたカラーだった。

そう、そこにこそ「自分だけのトレンドカラー」を作るヒントがあるように思うのだ。
では、具体的に考えてみるのは次回で。 次回につづく
 
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