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永井 純のファッション・ライヴ
 
 
vol.58 <St.ODIM>「箪笥の肥し」になる服を減らすには…/2
女性は結婚という環境の変化によって、服の買い方も微妙に変わってくることがあるのだ。
でも、その変化を素敵なことだと思う。
自分のためだけではなく、誰かのために装う。
なんてうらやましいことなんだろう。

おつき合いする男性の趣味に服装の好みが変わる女性のいるが、男性の影響で服装が変わるっていうのも幸せだと思う。
反対に女性の影響で変わる人も素敵だ。
大切な人の持つ空間に入り込みたいと感じる心理的な感情だろうか。

結婚した女性にとって、今まで自分に似合っていた服を着ているだけで良かったものが
子供の都合というものが加わってきて服を考えなくてはならなくなる。
ま、世間にはいろんな人がいるので全ての人がそうだとは言えないけれど。。。

子供の都合で服が変化するのは、お受験が最初で、入卒園式。
この頃になると自我も目覚めた子供からのリクエストも入ってくる。

女の子のお母さまは、淡い綺麗な色で可愛いシルエットラインのもの。
男の子のお母さまは、シンプルなパンツスーツでできるだけ目立たないブラックやグレーをセレクト。
1月から3月までにいらっしゃる方のお話を聞いていると面白い。

一般のお店で購入される時には、どうのように購入されるか分からないが、 セントオーディンへいらして購入される方には、 普段でもちょっとしたお洒落ができるようなスーツのセレクトをオススメしている。

なぜなら、それまで子育てに忙しかったお母さま方は意外とお洒落して外出する機会を失っているからだ。

スーツなんて着ない!

そんな方が多いのだ。
ちょっと綺麗な格好をすると、「どうしたの?」とか、「何かあるの?」とか言われるらしい。
子供に言われるだけなら分かるが、旦那様やまわりの方々にも言われるという。
その度に説明するのも面倒で、そのうちにいつも普段着になってしまうことになるのだという。
綺麗にお洒落しているお母さまって、子供にとったら『自慢の種!』

バリバリにお洒落するより普段からちょっとお洒落に関心を持つようにすると
あらたまった時もびっくりするようなことにはならないはず。。。

だから、後々デニムとコーディネイトできるジャケットや
スカートだったらTシャツやニットとコーディネイトできるように
「スーツのスカート!」っていうラインのものを避けてご提案する。

パンツの場合は単品でも使うことが多いのでできれば後々もう1本作れる素材をオススメ。
というのもいざスーツにした時に、意外とパンツの活躍が多くて
「色が変わってしまった!」ってことにならないようにするためだ。

必要な時に必要なものを。
これが、3.の必要に迫られたから、という理由。

大人になったら1枚は持っていたい必要な服、、、喪服。
これこそ、時間のない状態での必要な服の典型だ。

みなさま、黒の中にいらして着物、服の善し悪しが良く分かる状態になっている。
すぐに必要はなくても1枚は良いものを購入されることをオススメする。
最近はパンツでもOKのお式もあるので、シンプルで長く着られる美しい黒の喪服は
ちょっとしたパーティなどでもインナーを変えるだけで活躍するはずだから。。。

さて、1.の季節が変わったから。
という理由は良く分かる。

寒い冬から少し暖かくなったら、今まで着ていたコートを脱いで春色の服を着たくなる。。。そんな気持ち。
移り行く季節に感情が共鳴しているように、春服が欲しくなる。

でもその時に、いつも言ってた言葉を思い出す。
「この季節何着よ〜」また、今年も同じこと言ってる。。。

なぜ同じことを言っているのだろう。答えは簡単。
その時に着るものを持っていないからだ。

「その時」っていうのは、冬から春に変わった瞬間の季節のこと。
ただし、この時の気持ちっていうのは、この時だけにしか分からないものなのだ。
それもその瞬間ではなく、次の季節が来ようとしている頃になってやっと
「あぁ〜、こんな感じのジャケットが欲しかったな〜。」とか、
「こんな風なスプリングコートがあったら良かったんだ。」とか、
「来年こそはコートを買うゾ!」って。

そしてまた次の年、同じことを言って過ごすことになるのだ。
なぜか?
季節が終わる頃に感じた思いを、忘れているから。
そして、本当に欲しいものではなく代替えの商品として何かを購入するのだ。
こうして買ったものには思い入れがそんなにないので、飽きが来ることが多い。

そして、「箪笥の肥し」をひとつ増やすのだ。

そうならないためには、季節が終わった時にホントに欲しいものをオーダーすることなのだ。
1年越しのオーダー。
欲しいという思いのたくさん含まれた服。
それをオーダーするのだ。

それは、私がお客様から教わったこと。

そうすることでいらないものを買わなくなる。。。
これが大切なポイントなのだ!!!

次回に続く。。。 次回につづく
 
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