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最近ちょっとプチ落語ブーム。
TVであまり見る機会はないのだが、事務所にもなぜか文珍さんのCDが。。。
聞き始めると何度聞いても面白い!これが落語の面白いところ。
先日、御堂会館で催された「南光亭」を見て来た。
ライヴはいいね〜。
ちょっと遅れたので、一番後ろに無理やり席をこしらえてくださって見せていただいた。
一番後ろって言っても舞台からは10mも離れていない。
もともと会議室らしい部屋に舞台をり、椅子を並べて会場にしたようだったが、
シンプルなその部屋が妙にしっくりとして雰囲気を出していた。
お客様でいっぱいになっている部屋では、すでに高座が始まっていた。
始まっていたのは、都んぼさんの「ろくろ首」。
私は初めて拝見したのですが、テンション高い方で話しについ引き込まれてしまい、
あっと言う間に終わってしまっていた。とっても面白かった。
この後、前の席が空いているのでと、落語家さんたちの汗が飛びかかるくらい前の席で見せていただくことになった。
いよいよ南光さんの登場!!!
お噺は「鹿政談 (しかせいだん)」。
昔、奈良では鹿は“神の使い” として大事にされていたそうだ。
なんでも餌料として三千石が投じられていたほどだったというのだからちょっとびっくり。
その奈良を舞台に、正直者の豆腐屋の主人与兵衛が、過って鹿を殺した罪で裁きを受けるお噺。
朝早く起きて仕事に 取りかかろうとしてふと見ると、犬が桶に首を突っ込んで きらず(おから)を食べている。
その犬を追い払おうと与兵衛が 薪を投げたところ、当たり所が悪くて死んでしまったのは犬ではなく、鹿だった。。。
さあ、大変とお噺が続く。
休憩の後、桂こごろうさん「強情灸」。
身ぶり手ぶりを始めとした表情が豊かでこの方、とっても面白かった。
絶妙な視線の使い方、顔全体での表現。やせ我慢している主人公の気持ちなど、とっても分かりやすかったと思う。
トリは南光さんの「口入屋」。
「口入屋」とは、現在の職業紹介所 のようなところ。
そこから「布屋」さんという古着屋さんに奉公に行った女中さん の噺。
べっぴんの女中さんとそのお店の番頭さんたち、そして布屋さんの御料さん(奥様)とのお噺。
南光さん、「口入屋がなかなか覚えられなくて・・・」とおっしゃっていましたが、
なかなか、さすが南光さん。とっても面白かったです!
さて、今巷では落語ブームらしい。
落語ブームに火をつけたのはクドカンドラマ「タイガー&ドラゴン」。
実はこのドラマ、私は見てなかったのよね〜。
だからこれからブームが始まったと言われてもちょっとわからないのだけど。
でも私的に、なぜブームかと考えると日本語としての言葉に餓えているというか、どうにも貪ってしまいたい気持ちというか、
そんな気分なのではないのか?と。
きっとそれを多くの人が感じていることなのではないかな?
だから「タイガー&ドラゴン」ってドラマも生まれたのでは?
ほら、小さかった頃お話を読んでもらってうれしかったことを覚えてます?
あれはただ読んでもらっただけじゃなくて読んでもらった物語を聞いて、
自分の想像力でその物語の世界を作っていたことが楽しかったのよね。
聞かせてもらって自分の世界を作れる。。。
きっと落語って、それに似ているような気がする。
同じ噺でもロケーションや登場人物は同じものを頭に描いている訳じゃない。
私が描いているものと、貴方が描いているものとは絶対に同じじゃない。
だから楽しい。そこには、私の世界がある。
そしてそれは、脳を鍛えることにもなったりするんじゃないのかしら。。。
今脳を鍛えることもブームだし。
きっといろんなことがブームのきっかけを作っているんだと思う。
今回の「南光亭」にも178名の参加者があったそうです。(例年だと100名の席が空いているってコトらしいのですが)
この数字を見ても、ちょっとしたプチブームって思ってしまう。
参加された方も年配の方ばかりではなく意外にも若い女性が多いのがブームの証拠!
微妙に笑いのツボが違うのは、年代のせい?これも面白い現象でステキ!
私達が話している日本語はホントに美しい言葉だと思う。
美しいっていうのはちょっと違うかな?綺麗って言葉の方が合ってるかな?
落語は今の噺ばかりじゃなく、その昔の古典と言われている時代の噺が多い。
でも、その時代さえも想像して楽しむことのできる美しい言葉遊び。
やんわりとした、まったりとした、それでいて粋な言葉。
もっともっと落語が聞きたくなってきた。
綺麗な言葉を聞き、思う、そしてできれば使う。。。
聞いていれば、記憶に残る。
まずは、粋で綺麗な言葉を楽しい噺で聞くとしましょうか。
(
次回につづく) |
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