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今週の火曜日はちょっとした発見がありました。
セントオーディンでは今まで綿織物系(コットンストレッチなど)は日本の生地を使っていました。
が、その他の素材は結局しっかりした英国ウールや、優しいイタリアの素材。
変わったところだと昨年ハマッた北欧ファブリックなど、ほとんどの素材がインポートものでした。
特にインポートの生地でないとダメだ!などと思っていた訳ではなく、たまたま気に入っ
た素材がインポートの生地だったということだったのです。
現在メンズのオーダーも基本的には英国ウールを中心に扱っています。が、これからの季節には
ちょっとカジュアルにも着られる「セントオーディンスタイル」のスーツを作って
いきたいと思っていろいろと生地メーカーを探していたのです。
紹介をいただいたのが「フジイコーポレーション」。
歴史のある日本の最高峰に位置する毛織物メーカーです。
その会社のメンズ生地の担当者の方を紹介していただきました。
今回はメンズがメイン・・・と思っていたのですが(たしかにメンズ用の生地がほとんどです。
特にスーツ生地はバリエーションがたくさんありました。)
その中でもしっかりレディス用も見つけてしまいました。
スーツ生地はもちろんの事、単品ものも素敵な生地が数多くありました。
麻の爽やかなブルーの生地を早速いただいて来たので近くスーツになって店頭を飾ることになるでしょう。
さらに秋の素材としてツィードやホームスパン、カシミヤやアンゴラなど
セントオーディンにはぴったりの素材がうれしいほどたくさんあったのです!
この「フジイコーポレーション」は、毎年オーストラリア タスマニア・ロンセストン市のウールセールで
32年間落札に成功しつづけている「世界一のウィンストン羊毛」を使用した最高級のスーツ生地も作っているのです。
この生地で仕立てられたスーツは、なんと300万円也!!!というもの・・・ため息ものです。
ところが、さらに高級な素材があったのです!
「ビキューナ」という動物をご存じでしょうか?
「ビキューナ」はペルーやチリ、アルゼンチンなどにまたがるアンデス山脈の4,000mを
越える高地に棲んでいるラクダ科の動物です。
同じラクダ科の中では一番身体が小さく地面から背までの高さが約85cmくらいしかないそうです。
体重も35キロ程度ということです。
放置していると絶滅の危機があった「ビキューナ」は現在ワシントン条約で保護されています。
そんな「ビキューナ」の棲むところは、ほとんど雨が降らないので異常に乾燥した場所で夏でも暑くなりません。
冬などは氷点下になるそんな厳しい条件の中で生息している「ビキューナ」は、身を守るために
細くて柔らかい体毛で被われることになったです。
赤ちゃんのような手触りと優れた保温性から「繊維の宝石」と呼ばれるようになったといいます。
この稀少価値のある生地で作られたコートは、現在600万円の価格になるそうです。
実は私もまだ「ビキューナ」のコートを見たことがないのです。
以前にセーターは作ったことがあったのですが、それでも100万円の値段にはその当時の私には衝撃的だったのを覚えています。
『「ビキューナ」の生地でコートを作りたい。』というお客様に巡り合えたらドキドキしちゃうでしょうね。
全体に英国の匂いのする生地メーカーさんでした。
毎回、英国に生地をオーダーして着分だけが飛行機に乗ってやってくるのを今か今かと待っていましたが、
セントオーディンから徒歩15分のところにこんな素敵な生地メーカーがあったなんて・・・
意外と近くにあるのに気がつかないことってありますよね。
今回のことでホントそう思いました。まだまだ知らないことがいっぱいあるのでしょうね。
あなたのまわりにも近くにあるのに気がつかないこと・・・きっとあると思いますよ。
(
次回につづく) |
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