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10/1より憧れの「メゾン」OPEN!
オリジナルブランドを作る!と決めてからずっと願っていた「メゾン」への夢が実現しました。
デザインをしてそのすぐそばで服作りをする・・・。
「シャネル」や「バレンシアガ」などが活躍していた頃と今のパリなどはそう変らず、店
の奥にクチュリエを置いてそこで服を服作りをしていたりします。
でもなかなか今の日本の中で服作りのプロを側に置いてなんてできないのが現実です。
しっかりした技術を持った「職人さん」はどんどん年をとって仕事をリタイアしていかれるし、
工場も安価な中国生産に押されて生産できなくなって廃業などされて少なくなってきてます。
その中でもまだまだ捨てたもんじゃない!ってがんばってる「職人さん」との出会いを待つこと3年。
やっと巡り会った「職人さん」と初めてのメゾンがスタートします。
そのメゾンを少しのぞいて見ませんか?
ミシンの前で真剣な眼差しの「職人さん」、名前は乃一(のいち)さんです。
これから私のデザインを具体化してくださる大切なパートナーです。
今まで表現できなかったものもこれからは思う存分発揮してゆけます。力強い限りです。
今回は「メゾン」というタイトルからの想い出話しをしましょう。
上に書いた「バレンシアガ」というブランドを聞いたことがあるでしょうか?
「BALENCIAGA」と書くと思い出す方もいらっしゃるかもしれませんね。
「クリストバル バレンシアガ」は1895年スペインで生まれ、スペインを経てパリにメゾンを開設します。
厳密なカットと縫製技術で現在のスーツの原形を作り、パリのオ−トクチュ−ル界に多大なる影響を与え続けたデザイナーです。
現在もメゾンは継続されています。
実は私、以前この「バレンシアガ」のライセンスブランドの仕事に少し関わっていた時期
があり、パリのメゾンへいく機会があったのです。
そこでブランドというものの持つ「哲学」を思い知らされました。
すでに「バレンシアガ」氏は亡くなっており、後継者の方がメゾンを引き継がれ、デザイン監修を
当時任されていたマダム・ゼルゴビッチと仕事をすることになったのですが、
色だしで日本側からの提案のカラーにどうしてもOKを出してもらえないことがありました。
「バレンシアガ」側からの提案のカラーでは売れないことが分かっていたので、売れるカラー
を提案したのですが、どうしてもOKを出してもらえない。
「なぜ、そんなカラーが受け入れられるのか?」とまで言われる始末。
それでも売れないと分かっているカラーでの展開はできない。
私達は、なんと1色を決めるために3日粘ったのです。
そして「この色なら・・・」というカラーを出してもらうことができたのでした。
その時に感じたこと、それは「バレンシアガ」というブランドに携わっている人たちが、
芯からそのブランドを理解して仕事をしているのだということでした。
「ちょっと違うけれど、まあこの色なら・・・」と妥協をすることもできたはずなのです。
でもそうはしない。なぜなら、ひとつ違うものを作ることがブランドとしてのコンセプト
を根底から覆すことにもなりかねないことを、彼等は知っているからなのです。
その哲学は今も私の中に生き続けています。私が作ったブランドにもその哲学を生かして
いきたいと思っています。
そしてもうひとつ。
これはちょっとびっくりしたことですが「瞳の色」によって識別できるカラーが異なるということなのです。
私達、日本人は黒〜茶の瞳を持っています。
しかし、ヨーロッパの方々はブルーやグレー、グリーンなどの瞳を持っています。
この薄いカラーの瞳を持った人たちには、アイボリーやベージュなどのカラーが何十という
くらいに識別できるのです。
でも、私達にはそんなに多くのカラーには分けられません。
微妙な何ともいえない美しい色を出すことができないのです。
同じように濃いカラーに対しての微妙な色合いを彼等には出すことができません。
そういったことが、それぞれの良さでもあるのでしょうが・・・日本古来のカラーは本当に美し
い色をたくさん持っていたのですから。
こんな不思議で貴重な経験をさせていただいた当時の関係者の方に本当に感謝しています。
パリでのメゾンの想い出は、そんな感じで10日もあった出張がほとんどホテルとメゾンの
往復で終わってしまったということでした。
みなさん、今から思えばよく仕事をしていたと思います。
(昼食は結構毎日2時間くらいかけて食べてましたが・・・。
その時、確かテキスタイルのデザイナーさんのひとりが、デザートの時にエスプレッソを飲まずに、
角砂糖を直接エスプレッソにつけてガリガリと食べていたのがとってもオシャレに見えて、
その後かなり長い間、マネしていたのを思い出しました。)
彼等から教わったこと、それは『自分のブランドにプライドを持って仕事すること・・・」
それこそが「メゾン」なのではないでしょうか?
<St.ODIM>のメゾンも一流のブランドの持つ哲学に負けない「メゾン」にしていき
たいと思っています!ご期待ください!!!
ここで、ちょっとお知らせです。
「日経TRENDY」11月号に<St.ODIM>の記事掲載です!
「Street Watching/大阪・京町堀通り」というページに紹介されています。
の記事と一緒に京町堀周辺が掲載されています。
コンビニで立ち読みするもよし、普段は買わないけど<St.ODIM>が載っているんだったら買っちゃおう!
ってことも歓迎です。とにかく売り切れる前にチェックしてね!
(
次回につづく) |
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