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永井 純のファッション・ライヴ
 
  vol.10 <St.ODIM>2003-2004 INTERIOR TREND
先週は、ファッショントレンドのお話でしたが、今回はインテリアのトレンドについて少しお話しましょう。
昨年の秋から「北欧ファブリック」がトレンドになっています。
今年は、多くのセレクトショップにも生地が店頭に並んだりしてファブリックの提案も華やかです。
北欧の人気テキスタイル・メーカーには、marimekko(メリメッコ社)、boras(ホロス社)、Kinnasand(シナサンド社)など 聞き覚えのあるメーカーも多いと思います。

独特の柄や色彩感覚、そしてそのバランス。
どことなくホッとする感じを受けるのは、やはりそのテキスタイルが作られる北欧の環境があるのでしょうか?
例えば、「北欧のファブリック」はポリエステル100%の生地が多いのですが、 普通ポリエステルのプリントというのは、色落ちや太陽の光に長く当たっていると色が変化することがあります。
ですが、「北欧」での検査基準というのはとても厳しいので、合格しなければまず製品になることはないそうです。
スゴイことだと思いませんか?

さらに家具を作るとき、例えば1つのイスを作る為には、家具職人、デザイナー、そして医者の3人が プロジェクトチームを作って作り上げていきます。
このことからしても、デザインだけではなく、ただ形にしただけでもなく、使う人の身体の状態までを 考えて作られているということなのです。
1つの製品に対する思いやりやいたわり、実際遣う人の気持ちになってする物作り・・・ 使い手側も大切に長く愛用するものをセレクトしたくなるのもうなづけます。

そのメーカーが次のトレンドとしてあげているのが「アジア」なのです。

以前に流行った「エスニック」とはまたちょっとニュアンスが違っているようです。
最近TVや雑誌などで「シノワ」という言葉を耳にしませんか?
「シノワズリー」とは、17〜18世紀にヨーロッパで流行した服装や家具、建築における中国趣味の総称。 当時のヨーロッパの貴族たちは、エキゾチックな東洋風装飾を愛好して室内装飾や家具調度、陶磁器、 織物や服飾、絵画などに積極的に取り入れたといわれています。(ファッション辞典より/文化出版局)
ということで、今までの「アジア」より、どちらかというとヨーロッパ人から見た「アジア」が新しい 「アジア・トレンド」になりそうです。

ファッションの方では、今年の秋は昨年に引き続きブラウンがトレンドとして上がっています。
街ではブラウン系の服を見かけるようになっていると思います。
ただ昨年と違うのは、ブラウンと一緒にエンジやフクシャ、そしてゴールドなどのカラーも 新色としてプラスされていることです。
ここにもインテリアの流れが入っています。
ブラウンに合うエンジ、フクシャ、ゴールドなどまさに「シノワズリー」そのものだからです。
新しく「北欧ファブリック」や、インテリアそのものに触れる時、「そういえば・・・」と 思い出してみてください。
同じものを見ていても、きっと今までとは違った見え方ができるはずですよ! 次回につづく
 
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