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近畿地方も梅雨入りとなり、連日鬱陶しい日々が続いておりますがいかがお過ごしですか?
世の中は昨年のリーマンショックを期に100年に一度のと言われる大不況に突入し、
連日TVや新聞で取り上げられています。
しかし、人というものの気持ちは連鎖するもの。
マスコミで煽った不況の不安は今や日本人の気持ちさえ沈めているような気がしてなりません。
不安が先行する時代だからこそ、幸せな話題を提供する事もマスコミの大切な
お仕事のように思うのは、私だけでしょうか?
そんな世の中に一筋の光を求めて永年の夢だった、伊勢神宮へお参りへ行って来ました。
天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀るために創られたのは、なんと2000年も前のこと。
五十鈴川(いすずがわ)の川上に千古の森に囲まれた清々しく美しい場所に
皇大神宮(こうたいじんぐう)があります。内宮(ないくう)と呼ばれています。
また、天照大神のお食事を司る神の豊受大神(とようけおおかみ)を祀るのが
豊受大神宮(とようけだいじんぐう)。
内宮創建500年後に山田原に迎えられたそうで衣食住をはじめ、
あらゆる産業の守神なのだそうです。こちらは外宮(げぐう)と呼ばれています。
愛犬のオーディンとローズを連れて一緒にお参りを、、、と思ったのですが
入り口でペット不可と言われて彼等は車の中でお留守番。
外宮→内宮の順でお参りするのが正式な作法ということで、豊受大神宮からお参りを。
伊勢神宮は日本人の心のふるさとと言われ「お伊勢さん」「大神宮さま」と呼ばれて
親しまれているようです。
確かに私もいつの頃からか、「お伊勢さん」と呼んでいました。
そんな風に親しまれているいったいお伊勢さんとはどんなところなのかと、
ドキドキワクワクで否応にも期待が高まります。
しかし意外にもとても居心地の良い場所!というのが一番の印象でした。
外界から遮断されているからというだけではなく、そこには幸せな気が
流れているように感じました。
外宮では、お仕事のことや世の中のこと、いろいろなことをお願いしました。
内宮では、お願いすることも忘れて今日ここにいる事の幸せを感謝しました。
なぜ、幸せな気を感じたのでしょう。
たぶん、他の戦国武将たちを祀っている神社などには、戦い終わった後の
張りつめた緊張感みたいなものやその戦を労う意味のある神社などもあり、
お伊勢さんの成り立ちと根本的に違うからだと思いました。
お伊勢さんは、 天照大神がその地をとても気に入られ「永遠に祝福される好ましい国だ」
と、自ら鎮座された土地ということで天照大神の想いに包まれた愛すべき土地
だからなのでしょう。
さらに天照大神を人間っぽいな〜と感じたのは(神様、生意気言ってごめんなさい!)、
神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぎう)を内宮を24時間体制で
警護されている方にお聞きして、びっくりしたからなのです。
ご存じですか? 神宮式年遷宮のことを。
伊勢神宮に関するどの説明書や雑誌にも神宮式年遷宮のことは書いてあります。
神宮式年遷宮は、持統天皇4年(690)に第一回が行われて以来、20年に一度社殿を
新たにお建て替えすると共に神宝を新調して大神にお遷りいただくわが国最大の
おまつりだという風に。
でもこれが、内宮、外宮だけでなく14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、
42所の所管社の125宮社すべてを新しくお建て替えするということをお聞きして驚きました。
説明書にも確かに書いてはありますが、実感としては伝わってきません。
20年に一度のお建て替えの準備のために8年前から計画がスタートするそうです。
そっくりそのままの形でお建て替えしてお遷りいただくので今ある内宮や外宮の横には同じ
面積の場所があるそうです。
次回の平成25年の神宮式年遷宮のためにすでに隣の場所では作業が進められていました。
125所をすべてお建て替えするのには約10年ほどかかるそうです。
そう考えると20年に一度の神宮式年遷宮かもしれませんが、常にどこかの宮でお建て替えの
作業が進行しているということになります。
なぜ20年なんでしょう? そんな質問もしてみました。
お建て替えする宮を作るのは宮大工の熟練された技術が必要だということで、
その技術を継承するために費やされる年月に20年という歳月が必要ということらしいのです。
親方の頭領が弟子と共に作業している姿を新入りの若い衆が手伝い、20年かけてその技術を
継承し次の神宮式年遷宮を迎える、、、ということのようです。
またその頃は「人生わずか50年」というように現在のように寿命が80年もなかった時代、
20年という時間は決して長い時間ではなかったのかもしれません。
125所のお建て替えに必要な木材は一体どうしているのでしょうか?
歴史があるだけに謎がいろいろ出てきます。
1300年前より続いているこのお建て替えのためだけに植樹されているということでした。
20年ごとに必要な木材ってかなりの量に違いないでしょ。
使えるような立派な木に育つまでの長い時間を考えたら気が遠くなる作業ですよね。
そんなお話をお聞きして、長い年月をかけて連綿と受け継がれてきた日本の歴史に
直接触れることができ、誇らしい気分になりました。
そんなお伊勢さんであるからこそ、幸せの気を感じる事ができたのでしょう。
私たちは普段、生活する事や自分の欲望を満足させる為に必死になったりしています。
悲しいかな、雑念の多い人生です。。。
でもこんな風に幸せの気に触れた時、そんな普段の雑念が一瞬すっ〜と消えるような
気持ちになりました。
清清しく洗い浄められた気持ちで、さぁ街へ戻ります!
お伊勢さんにいらっしゃる八百万の神様たちや、天照大神は参拝に来ている私たちを、
いったいどんなお顔をしてで眺めていらっしゃるのでしょうね〜。
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